こんにちは、マスラオです。
「FXはやっているけれど稼げていない」って人、実は多いんじゃないかと思ってます。
今日は自分がFXをやる上でのメンタリティについて書いてみようと思います。
FXはゼロサムゲームです。
一方の通貨の価値が上がれば、もう一方の通貨の価値は下がります。
また、勝つ人がいれば、その裏には負ける人もいます。
株や不動産のように、たまに来る好景気で全員がハッピーなんてことはありません。
あるいは、不景気で誰も儲けられないなんていうこともありません。
好景気であれ、不景気であれ、勝つ人は勝ちますし、負ける人は負けます。
それがFXです。
では、FXで勝っている人と負けている人の割合って一体どれくらいなのでしょうか。
有名な話ですが、勝っている人と負けている人の割合は、50%対50%ではなく、
勝っている人が10%、残りの90%は勝てずに退場する人だと言われています。
そして、稼げていない人の多くは、専業トレーダー以外の方だと思います。
専業トレーダーっていうのは、いわゆるプロトレーダーのことです。
専業トレーダーが稼げていないということは、生計を立てられないということなので、
自ずと、稼げていないトレーダーは、サラリーマンや学生、主婦などの兼業トレーダーになります。
はっきり言って、兼業トレーダーは、専業トレーダーに負けないくらい
FXに対する意志がなければ稼げません。
なぜ稼げないのか
こう言うと否定される方もいらっしゃるかもしれませんが、
あなたが稼げない理由は、十中八九「本気で稼ごうと思っていないから」です。
そんなことない!と思いますか?
あなたがFXをやっている理由は何ですか?
サラリーマンだったら、月の給料に加えてもう少し自由に使えるお金が欲しい、
学生だったら、就職したくないから一人で稼げる方法を身に付けておきたい、
主婦だったら、旦那に内緒で賢く資産運用して貯蓄を増やしたい、
こんなところではないでしょうか。
あるいは、将来の不安や、急に働けなくなったときに安心できるように、
まとまった金額のお金を貯めておきたいという理由もあると思います。
いずれにせよ、上で挙げた理由って、動機としてはそんなに強くないですよね。
ここで言う「強い」とは、生命の維持に関わるレベルで重大ではないという意味です。
サラリーマンの場合、お小遣いが少なくても、我慢はできます。
学生の場合は、FXで失敗しても、「就職」という道は残されています。
主婦の場合も、多少失敗したところで、他のところで節約できるかもしれません。
ところが、専業トレーダーの場合、FXで失敗したら、それが即自分の生活に直結します。
それも、とても深刻な形で。
もし、全財産を失ってしまったらどうでしょうか?
専業トレーダーは食べていく手段がなくなってしまいますが、
サラリーマンや学生、主婦の方は、それぞれ会社、親、夫といったように頼るべき場所があります。
換言すれば、FXでうまくいかなくてもどうにでもなるのです。
私がここで言うのは、FXをやる上での「覚悟」の話ですが、
覚悟から行動が生まれます。
私は今はサラリーマンですが、FXだけで独り立ちするという覚悟を持っています。
兼業だろうが学生だろうが主婦だろうが、覚悟は持つことができます。
自分は本当に心の底から稼ぎたくて、その目標に100%コミットできているかを考えてください。
これはもちろん、あなたの1日のなかの100%をトレードに使えと言っているわけではありません。
利益を最大化するために、100%の力で考えましょう、ということです。
覚悟を持つってどういうこと?
覚悟の強さは、あなたが実際にしている方策によってはかることができます。
この方策はどんなに小さなことでも構いません。
たとえば、1日のうち少なくとも10分間はチャートを見るようにしているとか、
重要な経済指標は事前にチェックしておくとか、
その程度のことで構いません。
自分が、勝つためにどれだけの方策を考えて実行できているかが重要なのです。
上述のように、覚悟を持って行うトレードと対照的なのが、「何となくトレード」です。
「覚悟のトレード」と「何となくトレード」の2種類があるとしたら、
後者のトレードをしている人たちは、すぐにFXの世界から退場します。
何となくトレードとは何か
あなたはこんな経験ありませんか?
・たまたまチャートを見たら、押し目に思えたのでエントリーした
・上がるか下がるかは半々だと思われたが、上がる方にかけてエントリーした
・自分の中で方法論が確立しておらず、いつも感覚でエントリーしている
・指値、逆指値を設定しない
・指値決済の場合の利益だけ考えて、逆指値決済の場合の損失は考えない
上記の項目に一つでも当てはまったら要注意です。
あなたは「何となくトレード」をやっている可能性があります。
何となくトレードの弊害としては以下のような点があります。
・ポジションを持つかどうかは、その瞬間に自分がチャートを見ているかどうかに依存するため、ベストなポジションを持てる可能性が低い
・投資ではなく運による博打になってしまう
・指値を設定しないことにより、最高益の売り時を逃してしまう
・逆指値で決済された時に、精神的に打撃を受けてしまう
要するに、「何となく」トレードをしているから、
自分でも気づかないうちにジワジワと「何となく」負けてしまうのです。
「何となくトレード」をやっている人は、きっと利益を出せていないと思います。
どうやって「何となくトレード」から脱却する?
覚悟をもって何となくトレードから目的をもったトレードに移行しましょう。
実は、私も昔は「何となくトレード」していました。
たまたまスマホを見たときに、チャートが良い感じに動いてくれていたので決済、
少しばかりの利益を出して、自分は天才だ!とはしゃいでいました(笑)
しかし、そうした幸運は長くは続きません。
「何となくトレード」は、何も考えずにトレードしているのと同義ですから、
チャートの動きに連動した根拠ある取引ができません。
当然資産はみるみるうちに減っていきました。
当時は会社がかなり忙しい時期で、チャートを見る時間と勉強する時間がないのを言い訳に
「何となくトレード」を続けていました。
はっきり言って、何かを言い訳にして、FXで資産を増やすための努力にコミットしていない人は、絶対に資産を増やせません。
(これはFX以外の分野でも言えることかもしれません)
逆に、資産を増やすために何が必要かを考えることさえできれば、サラリーマンでも主婦でも学生でも十分稼げるということです。
事実、私も「何となくトレード」をやめ、目的をもったトレードに移行してからは、
毎月一定程度の利益を稼ぎ出すことができています。
何となくトレードを脱出するための三か条
では、具体的に、私が何を心がけているかを書いていきます。
1. なぜエントリーするかの理由を自分の中で明確にする
稼げていないトレーダーの中には、なぜこのポジションにエントリーするかを自分でわかっていない人がいます。
そうした人たちの多くは、チャートの形をちらっと見て、
「何となく下がりそう」、「何となく上がりそう」という感覚をもとにエントリーを決めます。
しかし、先ほども書いたように、こうしたエントリーの仕方では、
絶対に利益を積み上げることはできません。
利益が出るか損失になるかは、完全に運次第ということになってしまうからです。
あなたがエントリーするときには、
なぜこのポジションにエントリーするかを自分自身に説明できるようにしましょう。
理由は、他の人に説明したときに、他の人が納得できないことでも構いません。
方法論自体の是非は、ひとまず自分自身で判断すれば良いのです。
ここでは、少なくともエントリーの理由が説明できれば良いです。
自分に嘘をつかないでください。
嘘をついたときに損をするのは未来の自分です!
2. ポジションを持ちたがらない
とにかく早くFXで稼ごうとするひとにありがちなのですが、
色々なポジションにエントリーしようとします。
多くのポジションにエントリーする際に発生する弊害は主に2つです。
・レバレッジが高くなり、複数のポジションにエントリーできなくなる
・一つひとつのエントリーの質が低くなり、利益をとれる確率が低くなる
玉石混交では、トータルで勝てたとしてもそれほど大きなプラスにはなりません。
少数精鋭で、納得できるチャートの動きがあった場合のみ、
未来に利益を生むためのタネとしてエントリーしましょう。
3. 取引の記録をつける
3つ目が最も重要かもしれません。
とにかく、取引の記録だけはきちんとつけるようにしましょう。
経験上、取引の記録をつけていない、もしくはつけているがただつけているだけの人は、例外なく負けています。
紙のノートでもExcelでもGSSでも絵でも何でも構いません。
また、書く内容も自由で大丈夫です。
私の場合は、自分がいつ、何の通貨ペアを、何枚、いくらで買い、
指値・逆指値はどこに置いたかを記載しています。
取引の記録をつけることによって、
結果について目を背けることができなくなります。
否応無く数字として表示されてしまうので、勝っているか負けているかが明確にわかります。
後から見返したときに、特定のパターンでよく勝っているなという事実にも気づけます。
まとめ
・「何となくトレード」していませんか?
考えずに何トレードしている人は、資産を減らし続けます。
・自分の頭で考えることを大事にしましょう。
ポジションを持つかどうかは冷静に判断しましょう。
・取引の記録をつけましょう。
現実と向き合うため、取引の反省を行えるようにしましょう。