こんにちは、マスラオです。
今週はGBPが他通貨に対して大幅に上昇した1週間でしたね。
普段ファンダメンタルズをもとに取引されている方にとっては不可解な1週間(2週間)だったかもしれませんが、
幸か不幸かファンダメンタルズをあまり気にしない私にとっては、
久々にセオリーがセオリー通り働く相場で利益を生み出しやすかったです。
ということで、おいしかった今週のGBP相場を振り返ってみましょう。
ちなみに、こうした振り返りの記事ですが、
「うまくいったときも失敗したときも振り返りを大切に」というFX訓?を肝に銘じて、
これからもちょくちょく書いていくつもりですのでよろしくお願いします。
1/21週でGBPは他通貨に対し大幅上昇
ということでさっそく今週1週間のGBPクロス通貨のチャートを見てみましょう。
下記はすべて、私が週の前半に買いでエントリーした通貨ペアです。
1/21~25のGBPクロス値動き
というわけで、非常に気持ちの良いわかりやすい相場ですね。
エントリーの根拠をざっくり言うと、
- GBPクロス全部上昇してる
- 先週末陰線つけた後の上げなので、長期的な上昇はなくとも短期的な反発はある
- 終値でボリンジャーバンド+2α超えた!確実や!
という思考の流れで買いエントリーしました。Oh...単純......
直近の傾向
上のチャートを見ればわかると思うのですが、
そもそもGBPクロス通貨ペアは、前週から上昇傾向でした。
今週はそれがより顕著にあらわれた形ですよね。
ちなみに、私はエントリーする際、上にも書いた通りボリンジャーバンドの動きを根拠にしているのですが、
上昇相場において、ボリンジャーバンドのセンターラインが明確に上向いたらだいたい上がると判断してエントリーしてます。
「明確に」というのが難しいですが、ここはほとんど感覚です。
ちなみに今回は上にあげたどの通貨ペアでも、1/22(オレンジ色の四角内のローソク足2本目)の時点でエントリーの判断ができると思います。
1/28週以降の値動き
読みにくいです。
というのも、ブレグジットがどこまで影響してくるか、はっきりわからないからです。
ブレグジットについて
ファンダメンタルズから相場を読み解こうとすると大抵後付けになってしまうので、
あまり重視するつもりもないのですが一応。
1/15(火)にEU離脱案が否決されました。
事前の報道では、「離脱案が否決された場合、英ポンドは10%以上の下落もあり得る」なんて記事もみられ、
私自身も、まあ否決されたらそりゃそうだよな〜と軽く考えていたのですが、
実際には離脱案否決後、一時的に値を下げたものの、結局ポンド高が進みました。
この現象については、色々な記事で解説されていますし、明確な理由を見いだすことができないので深堀はしませんが、
- 過度なリスクオフムードへの懸念
- 否決は織り込み済みであり材料にはならない
というのが理由として挙げられているようですね。
以下の記事は、離脱案否決後にポンド高が進行することを指摘していた記事です。
1/28週を占う指標①修正後EU離脱案の可決見通し
で、気になるのが今後の値動きなのですが、、、
リスクオフムードへの懸念というのがいつまで続くかはキーになってくるでしょう。
1/29(火)には、修正されたEU離脱案が採決される予定です。
一部では、メイ首相が野党DUPと水面下で合意しており可決への道筋が立ったとの報道もされており、この報道を根拠に1/21週のポンド高を説明する記事もあります。
ただし、報道元がサン紙というイギリスのタブロイド紙(日本でいうところの東スポ?)なので、
若干信用に欠けるきらいはあります。
1/28週を占う指標②金曜日のトレンド持ち越し
もう一つ、材料として気になるのが今週金曜日の値動きです。
たとえば、GBP/AUDやGBP/NZDは、日足でみるとギリギリ陰線なのですが、
最後の数時間、かなり上昇して終了しているんですよね。
ということなので、「1/21週に対する調整」という意味では、
週明け下げてもおかしくありませんが、
上記の金曜日市場クローズ付近の流れを引き継ぐのであれば、
一旦1/29(火)の採決までは、現在と同じくらいの値幅を維持するか若干上昇するという見立てがありえそうです。
エントリー方針
とりあえず修正案の採決前までに保有しているGBPクロスの通貨ペアは決済しておく予定です。
修正離脱案が可決されるにしろ否決されるにしろ、
今までの流れを見るにトレンドが形成されてからのエントリーでも遅くないです。
ちなみに私は、週足・月足の動きから、GBP高は来週も続くのではと思っています。
離脱案が可決され、GBP高に勢いがついた状態で買いエントリーできるのが理想的ですね。
若干、希望的観測が混じってます笑
反対に、GBPが押し下げられる場合は、労働党への政権交代の可能性も踏まえると
長期的なトレンドになる可能性が高いです。