新卒で入った会社を辞めるということ

こんにちは、マスラオです。

私は、新卒で入った会社をおよそ2年半で辞めました。

最初の会社は、人材の流動性が激しく、

毎月のように誰かが入ってきて、誰かがやめていくというような会社だったため、

「会社を辞める」ということに対してネガティブな感情はありませんでしたが、

世間では、特に新卒で入った会社を辞めることに対する抵抗が強いようなので、

今回は、新卒入社の会社を辞めるメリット・デメリットについて書いていきます。

 

 

新卒3年目までの離職率は、どの程度か

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3年目までの離職者数と離職率

以下は、大卒の就職者数、離職者数、離職率の1年目〜3年目までのデータです。

(※厚生労働省「新規学卒者の離職状況」より)

 

  就職者

3年目

離職者

離職率

2年目

離職者

離職率

1年目

離職者

離職率
平成27年度 412636 131763 32% 94152 23% 52492 13%
平成26年度 427932 137962 32% 97598 23% 52285 12%
平成25年度 441936 140660 32% 98342 22% 52109 12%

 

平成27年度では、全体の就職者数41万人に対して、

3年目までに離職する人は13万人で、全体のおよそ32%が3年目には離職することがわかります。

また、2年目、1年目までに離職する割合は、それぞれ23%、13%で、

年を経るごとにおよそ10%ずつ、離職者数が増えていることがわかります。

 

すべての年度で、3年目までの離職率は約32%です。

また、「新卒の3割が3年で辞める」というのは、長期的な傾向のようです。

 

4年目以降の離職率を予想してみる

「とりあえず3年」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。

いざ転職を考えるとき、親や友人にこの言葉で引き止められることも多いでしょう。

「とりあえず3年」に合理的な理由があるかどうかはともかく、

この言葉は、転職する際の心理的な掣肘になることが考えられます。

 

とりあえずの3年が経過した後、4年目の離職率は一時的に高まることを考え、

3年目までの離職率は、約32%でしたが、4年目までの離職率を45%程度と予想します。

反対に、4年目を過ぎてしまうと、離職率の伸びは低下すると予想できます。

 

新卒で入った会社を辞めて良かったこと

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年収が上がった

私の場合、前職の年収から100万円以上アップしました。

転職する際に年収アップする方法は2つあります。

 

1. 年収水準の高い業界に行くこと

2. 好景気の波に乗ること

 

私は、転職の目的の一つとして「年収アップ」を軸にしていたので、

必然的に、年収が高い金融やコンサルやエンジニア系の求人を見ていました。

業界全体で人材不足の時は、第二新卒や中途採用にも、高い給料を提示します。

そのため、実績がなくても、業界選びを間違えなければ年収アップできる可能性が高いです。

 

また、転職当時はアベノミクス景気で企業の景気も良かったため、

全体的に売り手市場で、好条件の求人が多かったという背景もあります。

 

年収が高い業種については、以下記事でも解説しています。

www.masurao-channel.com

 

転職先の会社は現職の年収をベースに新しい年収を考えることが多いので、

給与交渉はきちんと行っておきましょう。

 

自分がやりたいことにフォーカスできる

私は、新卒採用後、エンジニアとして製品開発を行ってきましたが、

ずっと社内で開発業務を行っているため、どうしてもお客さんとの距離は遠くなります。

「実際に外に出て、お客さんと話してみたい!」と思ったのが転職のきっかけです。

 

就職して数年経つと、やりたいことと仕事内容のギャップが出てきますが、

それは当然です。

 

正直言って、私は、新卒時には、やりたいことなんてあまりありませんでした。

何となくで選んだ会社かもしれませんが、実際に仕事をするうちに自分の適性が見えてくる場合もあります。

他の人が働く姿を見て、より自分に合いそうな仕事もわかってきます。

 

現在の自分の会社の中で、やりたい仕事に合う業務を探すよりは、

その業務ができる新しい会社でやりたいことをやったほうがシンプルです。

 

交友関係が広がる

会社を変えれば、一緒に働く人たちも大きく変わります。

良くも悪くも、会社というのは独特の空気感があるので、

会社ごとに、そこで働く人たちは似通った雰囲気を持ちがちです。

 

私自身、前職では、「大人っていい加減だなー」と思っていたのですが、

転職してから、「大人ってしっかりしてるなー」と正反対の感想を持ちました。

 

今までの自分の想像を超えた価値観を持った人と接することができるので、

見識を広げ、末長く付き合っていける人を探すのにも、転職は大いに役立ちます。

 

新卒で入った会社を辞めて後悔していること

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後悔していることは特にありませんが、

この先ネガティブに働くかもしれない要素は3つあります。

 

転職が癖になるかもしれない

日本社会において、転職に対するイメージは未だネガティブです。

ITやコンサル業界など、転職が常態化している業界もありますが、

大手メーカーなどは、いまだに終身雇用前提の雇用形態が前提となっています。

 

たとえ明確な目的があって転職を繰り返しているとしても、

伝統的な大企業では、履歴書上で転職が多い人物は敬遠される傾向にあります。

 

ただし、スキルアップを目的として転職を繰り返す人の場合、

保守的な価値観を持つ伝統的な日本企業に転職することはそう多くないと思うので、

履歴書が「汚れる」ことに対する恐怖心はあまり持たなくても良いかなと思います。

 

年収が下がる場合もある

私の場合、「年収を上げる」ことも転職の軸に含まれていたため、

年収が下がる求人については、はじめから考慮の対象外でした。

 

ただし、実際に転職を考えている人の中には、

「年収は多少下がっても良いので、自分のやりたいことをやりたい」

という人も少なくないと思います。

 

現在、中途市場の年収相場が上がっているのは、

人手不足であることと、景気が拡大傾向にあることが影響していますが、

逆にいうと、この条件がなくなれば、年収相場は低下に転じる可能性があります。

 

転職後のキャッチアップに時間がかかる

転職すると、新しい会社の制度や業務をキャッチアップする時間が必要になります。

業務についてキャッチアップするのは、勉強になるから問題ないと思いますが、

会社制度についてキャッチアップするのは、かなり面倒臭い作業です。

 

たとえば、有給の取得方法や、勤怠制度、経費の清算方法など、

必要かつ重要事項ではありますが、スキルアップに結びつかないことのキャッチアップに

最初の数ヶ月はかなり時間を取られると思います。

 

また、入社オリエンテーションや、顔合わせのための飲み会など、

その会社や人について知れるのは嬉しいことでもあるのですが、

どうしても気疲れしてしまいますよね。

 

業務時間後の余暇や副業を楽しみたい人は、

最初の数ヶ月はそれらに割ける時間は少なくなるかもしれません

 

ただ、逆に言えばこの程度しかネガティブ要素はないと思っています。 

 

迷っている人に言いたいこと 

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転職した方が偉いとか、しない方が偉いとかはまったくありません。

最終的に自分が納得できる結論を出せることが一番なので、

「周りが転職しているから」とか「周りが反対するから」とかの理由で

転職するかしないかを決めると絶対に後悔します。

 

一つ言えるのは、「転職ってそんなにハードルは高くない」ということです。

転職するか迷っている人は、エージェントに話だけ聞きに行くのもありです。

 

私が会社を辞めるに至った考えはこちら↓

www.masurao-channel.com