こんにちは、マスラオです。
ストレス解消にはギャンブルはもってこいですよね。
もし私がギャンブルをやるとしたら、以下の理由で競馬を選びます。
1. 実効還元率が高いこと
2. 知識量にしたがって的中可能性が上がること
3. 八百長がしにくい
4. 馬が好きだから
4はとりあえず置いておくとして、1〜3について解説していきます。
ギャンブルの還元率とは何か
使ったお金に対する、返ってきたお金の割合です。
・競馬:購入した馬券の金額に対する当たった馬券の金額の割合
・宝くじ:購入した宝くじの金額に対する当選した宝くじの金額の割合
・パチンコ:購入した球に対する換金できた金額の割合
簡単にいうと、100万円分宝くじを購入し、10万円分の当たりくじを引いたら、
還元率は10%となります。
ギャンブルの種類による還元率の違い
宝くじと公営ギャンブルの還元率は以下のようになっています。
売上に対する当選金の割合を見ると、
宝くじは45.7%、公営競技は74.8%、サッカーくじは49.6%です。
これだけでも、当選金の割合が大きい公営競技に賭けるのが最も儲かりそうですが、
公営競技の当選金は課税対象なので、税金を支払う必要があります。
図にもある通り、競馬で1億円分的中させたとしたら、
そのうち、自分の懐に入ってくるのは、78.2%です。
一方、宝くじやサッカーくじは非課税なので、当選金がそのまま入ってきます。
当選金 × 税引後の受取額の割合を「実効還元率」とすると、
宝くじは45.7%、公営競技は58.2%、サッカーくじは49.6%となります。
やはり、公営競技が他と比べて儲かる可能性が高いようです。
ちなみに、宝くじなど還元率が法律で決まっているので、
この先ぐんと還元率が伸びることは、まずないと思って良いです。
本当に公営競技が一番儲かるのか
最も高い公営競技の実効還元率が58.5%な時点で、本当は
「ギャンブルは儲からない」と言い切ってしまって良いと思いますが、
それでも相対的に一番稼げる可能性があるのは公営競技と言えるでしょう。
ただし、くじと異なりランダムに当選番号が決まるわけではないため、
何も知らない素人が賭けた場合、当選率はもう少し低くなると思われます。
くじと比較した時の公営競技のメリットは、以下が挙げられます。
1. 予想して賭けるため、知識があるほど儲けられる可能性は高い
2. 競馬や競輪など、出場選手が多いため八百長がしにくい
競馬で160億円儲けた会社があった
競馬の着順をデータから予想して、当選金率を100%以上にすることは可能でしょうか。
実は、この方法で大儲けした会社があるのです。
予想プログラムでぼろ儲け
競馬の予想プログラムを開発したのは、都内のデータ分析会社です。
出走馬の血統や、レース当日の天候データなどをインプットし、
億単位の資金で馬券を購入して、一度のレースで数億円儲けていたそうです。
具体的な予想方法は、まず、3着以内に入らないであろう馬を除外し、
残りの馬で三連単の馬券を購入します。
このとき、的中する可能性の高い馬券には多く賭け、低い馬券には少なく賭けるなど
的中確率を踏まえて、馬券の購入金額に重み付けをしていました。
三連単は的中可能性が高い
そのデータ分析会社が三連単に目をつけた理由ですが、
三連単は的中率が高いという理由が挙げられます。
以下は、JRAの勝馬投票法ごとの払戻率ですが、三連単は低めに設定されています。
払戻率(売り上げに対して胴元が払い戻す比率)は低ければ低いほど、
的中しやすいことを示しています。
なるべく当たりの期待値が高くなるように、三連単を選んだものと思われます。
本当に儲けていたのか
このデータ分析会社は、160億円の所得がありながら脱税したとの疑いで追徴課税されていますが、
気になるのは本当に160億円も儲けていたのかという点です。
以下の説がネット上では有力なようです。
はずれ馬券代を経費として申告していた(儲かっていなかった)
本来競馬での当選金は一時所得に分類されるため、所得が発生すれば課税されます。
ところが、国税庁の判断では、この会社は事業として競馬予想を行なっており、
はずれ馬券代も経費に参入していたというものです。
当然、経費が多くなれば所得は少なくなるため、課税金額も少なくなります。
このカラクリによって課税逃れをし、
実際には儲かっていなかったのに、税金の分だけ儲かってしまったという説です。
精度の高いプログラムが組めれば競馬は儲かる
ただ、上記の説を考えると、事業として行わずに個人として馬券を購入していれば、
税金の額も低くなるので、合法的に儲けられていたかもしれません。
精緻な競馬プログラムを組み、期待値通りに馬券を買っておけば儲かる可能性はあります。
データと実際の出来事から、競馬は宝くじよりも大分勝算があることがわかりました。