こんにちは、マスラオです。
春は進学や就職など新しい環境になり、飲み会も多くなる時期です。
限られた自分の人生の時間を有効活用するため、
気の進まない飲み会はどんどん断るべきです。
時間の価値はお金以上ということを認識する
全人類に対して平等に与えられるのが時間です。
どんな大金持ちでも、自分に与えられた時間を増やすことはできません。
時間はそれ自体が価値を持っているわけではありませんが、
自分がやりたいことをやり、価値を生み出して、豊かな人生をおくるために必要です。
飲み会に参加して得られる価値は何か
貴重な人生の時間を使って、飲み会に出席して得られる価値は何でしょうか。
個人的には、会社の飲み会に参加して得したと思うことがほとんどないのですが、
試しに、飲み会に参加するメリット・デメリットを書いてみます。
飲み会に参加するメリット
・職場の人と仲良くなれるかもしれない
・仲良くなることで、仕事がやりやすくなるかもしれない
飲み会に参加するデメリット
・興味のない話を、数時間愛想笑いして聞かなければならない
・お金がかかる
・上司に説教される可能性がある
・関係が気まずくなって、仕事がやりづらくなる可能性がある
「飲みニケーション」は存在しない
飲み会に参加するメリットとして、「腹を割って話すことで仲良くなれる」
と言われますが、仕事の飲み会でそこまで深い話はできません。
また、会社では、上司・部下・同僚というように関係が固定化されるので、
職場以外の場においても、話す内容はポジショントークになります。
上司が、「何でも言ってくれていい」と言っても、
部下が上司に心の底から本音を言うでしょうか?
コミュ力の高い部下であれば、自然に上司を持ち上げるトークをします。
また、飲みの場で営業活動したり、面識を広げたりできるという人がいます。
実際、そういう方法で成果をあげている人はいるかもしれませんが、
たまたまその方法が向いているだけで、誰にでも当てはまるとは限りません。
それに、実力があれば、飲みに頼らなくても仕事は取ってこれます。
中身のない話、飲み代、精神的ストレスを考えると、
外向的でない人にとって、飲み会に参加することに何のメリットもありません。
1回飲みに行ったら、1日分のプライベート時間がつぶれる
誘われる度に飲んでいたら、プライベート時間が飲みで消費されてしまいます。
一般的に、会社員として働いていたら、
仕事の後に自由に使える時間は、1日せいぜい3~5時間だと思います。
飲み会に行ったら、その日のプライベート時間は飲み会で消えてしまいます。
また、誘われてホイホイついて行くと、あなたは「誘ったら来る人」と見なされ、
さらに誘われる回数が多くなるという負のループに陥ってしまいます。
上司が飲みたがるのは、ストレス解消の方法がそれしかないから
飲み会は会議ではないので、アジェンダがあるわけでもなければ、
結論を出すべき明確な議題があるわけでもありません。
飲み会の本質は、「酔った勢いで、普段言えないことをだらだら喋る」ことです。
ある程度年齢が上になって、家庭を持つと、土日を家族サービスに使うようになり、
ストレス発散の場がなくなっていきます。
唯一残るのが、「会社の飲み会」で、そこでは自分よりも地位が下のメンバーと
気分良く飲むことができます。
飲みとは半分接待のようなものだと心得てください。
上司を気持ちよくする接待に、あなたの人生の時間を使いますか?
行きたくない飲み会は断ることを徹底する
原則として、行きたくない飲み会は断りましょう。
あなたの貴重な人生の時間を、馴れ合いに使ってはいけません。
罪悪感は次第に感じなくなる
そうは言っても、飲み会を断ることによって、罪悪感を覚えるかもしれません。
気が弱い人や、繊細な人にとっては、断るという行為は、かなり精神が削られます。
・せっかく誘ってくれたのに、悲しい思いをさせてしまった
・誘っても来ないつまらない奴だと思われているかもしれない
・職場での人間関係が悪くなったらどうしよう
結論から言うと、罪悪感を感じる必要はありません。
最初の頃は、誘いを断ることに、ネガティブな感情を抱くかもしれませんが、
何度も断っているうちに、次第にその感情に慣れてきます。
また、誘う方も、段々「この人は誘っても来ないな」ということがわかってくるので、
滅多なことでは誘って来なくなります。
罪悪感を感じないようにし、誘われる頻度を減らすために、
日和ることなく、きっぱり断る姿勢を貫きましょう。
その努力が、いつか必ず実を結びます。
大丈夫、人の適応能力は、「断る」という行為にも慣れます。
人生で大切にすることは何か考える
「毎回断るのは悪いし、たまには顔を出そう」と考えることもあるかもしれません。
もちろん、心の底から参加を望んでいるなら行けば良いのですが、
相手の顔を立てるためとか、自分が疎外されるのを防ぐためだとしたら行かない方が良いです。
自分が大切にする価値観リストを作る
もし、飲み会に参加しそうになったら、大切にする価値観リストを作ってみましょう。
たとえば、以下のように思いつきベースで簡単に書くくらいで良いです。
・家族と一緒に幸せに暮らす
・1日のうちに自分一人で思索にふける時間を必ず作る
・会社に依拠せず、不労収益を得る
迷ったら、このリストを見て、飲み会に行く選択をすることが
これらの価値観に適うものか、立ち止まって考えて見ましょう。
自分の価値観を守るというのは、簡単に見えて難しいですが、
文字化することで、きちんと意識できます。
これは、『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』という本にあった方法です。
試してみると、心がクリアになるのでオススメです。