こんにちは、マスラオです。
前職では、心身ともにかなりきつい状態にあることが多かったのですが、
当時通っていた心療内科の先生にアドバイスされて、1日7時間睡眠にした結果、
すべてが快調になったので、そのときの経験を書きます。
基本的に5時間寝れば良い方だった
ロングスリーパーにはきつい睡眠時間
前職はアプリ開発エンジニアでした。
SEとかエンジニア系の技術職の人にはありがちだと思いますが、
基本、朝の出社が遅くて、夜の退社も遅いです。
当時の私は、朝10時くらいに出社して、夜は22時〜0時の間で退社していました。
当時の睡眠時間は、夜中の3時から朝の8時までの約5時間でした。
「5時間も寝てるなら十分じゃねーか!」という声が聞こえてきそうですが、
もともとロングスリーパーな自分にとって、睡眠時間5時間は辛かったです。
なぜ短時間睡眠になってしまうのか
短時間睡眠になってしまう理由は、人によって様々ですが、
下記のような理由が考えられます。
・仕事が忙しくて物理的に睡眠時間を確保できない
・布団に入っても、すぐに寝入ることができない
・寝るのが嫌で、夜遅くまで遊んでしまう
私の場合、労働時間が長いとは言え、会社と家はDoor to Doorで30分程度だったので、
取ろうと思えば、7時間くらいの睡眠時間を取ることはできました。
むしろ、明日のことを考えると憂鬱で、気持ちを紛らわすために
だらだらとテレビを見たり、布団の中に入っても、スマホをずっと見たりと、
自分から寝るのを拒否していたようなところがありました。
不安心理から来る精神的なストレスで、なかなか寝付けませんでした。
7時間無理やり寝てみる
心療内科を受診
当時入社2年目くらいで、上に立つ先輩もいない中、
一人で怖いマネージャーと戦っていかなければなりませんでした。
毎日会社に行くのも嫌で、朝ベッドの上から起き上がれないことがよくありました。
そういう日は仮病を使って会社を休み(勤怠はゆるい会社でした)、
ベッドの上で天井を見つめていたりしました。
心身のストレスがそろそろ限界だと感じた私は、
サラリーマンのメンタルヘルスに特化しているらしい心療内科に行くことにしました。
薬がもらえないことのショック
初回のカウンセリングでは、どんな職業に就いているか、仕事内容はどんなものか、
職場環境はどんな感じか、そして睡眠時間は確保できているか聞かれました。
まあ、ありがちな質問だなと思い、聞かれるままに答えていたのですが、
帰り際に「睡眠手帳」なるものを渡されました。
自分が、毎日、何時から何時まで寝たかを記録するシンプルなノートです。
次回来るときまで、自分の睡眠時間をここに記録してくださいと言われました。
そして、「毎日最低でも7時間は必ず寝るように」と言われました。
「薬も出しておきましょうか?」と聞かれたので、
睡眠導入剤みたいな軽い薬を処方してもらいました。
当時の私は、暗い気分が一発で晴れる麻薬的な薬を求めていたので、
「ただの睡眠導入剤かぁ……」と落胆したのを覚えています。
「睡眠で治るならとっくにやっとるわい!」 とも……。
「睡眠手帳」を毎日つける、わけない
睡眠時間を毎日記録するというのは、かなり面倒臭く、3日でやらなくなりました。
再びクリニックに行く前の日に、1ヶ月分まとめて書きました。
本当はこういうところもちゃんとやった方が良いとは思うのですが。
それでも、睡眠時間は毎日7時間きちんと取るようにしていました。
1日で変化は起きる。7時間睡眠万歳!
私たちは、体の不調が起こると、薬など安易なものに頼りがちですが、
実は最も効くのは睡眠かもしれません。
初めて7時間寝た翌日から、すこぶる調子がよく、日中も頭が冴えていました。
精神的にタフになる
私の場合、普段なら怖くて後回しにしようと思うマネージャーとの折衝も、
「今日は午前中にやっておくか〜!」といったやる気が出ました。
睡眠時間が不足すると精神疾患や鬱状態に陥りやすいらしいのですが、
きちんと睡眠時間を確保することで、精神的に安定した状態になります。
また、睡眠不足によって脳が休んでいないと、認知機能に障害をもたらしますが、
7時間睡眠の翌日は、めちゃくちゃ頭が冴えていました。
以下のような問題は、睡眠時間をちゃんと取ることですべて解決できます。
・ストレスホルモン分泌によるストレスの増加
・認知機能の障害
・気分の変動(すぐにイライラしたり、感情的になったりする)
寝入りを良くするためには
そうは言っても、簡単に睡眠時間を増やすことは難しいと思います。
私が、なるべく長く、質の高い睡眠を確保するためにやったことは以下です。
・就寝前にスマートフォンを見ない
・就寝前に熱いお風呂に入らない
・眠れなくても、目をつぶって横になる
就寝前にスマホやテレビを見ると、脳が興奮して寝付きにくくなったり、
ブルーライトを浴びることで、メラトニンというホルモンが抑制され、
脳が昼と錯覚して眠くなりにくかったりします。
熱いお風呂も、活発に活動するための交感神経を高めてしまいます。
また、なんとなく眠れないという人は、
布団に横になって、目をつぶってじっとしていましょう。
無理して寝ようとしなくても、これだけで脳も体も休められます。
寝だめはできない
「週末に10時間寝るから、1週間トータルの睡眠時間は多い」という人がいますが、
睡眠に関して言うと、寝た時間をストックしておくことはできません。
翌日のパフォーマンスに影響するのは、前日の睡眠時間です。
きちんと意識して、毎日7時間眠れるようにしましょう。
そもそも、仕事が忙しすぎて7時間寝る時間を確保できないという人は、
今の仕事を続けるのかどうかも考えたほうが良いと思います。
睡眠時間もろくに取れない仕事場にいたら、いつまで経っても健康になれず、
最終的には体を壊して後戻りできないところまで行ってしまいます。
健康な精神を養うためには、睡眠さえ取れていれば大丈夫
私も心療内科に行く前は、「不安な気持ちが吹き飛ぶ薬がもらえないかな」と
思っていたのですが、解決方法は身近に転がっていました。
「自分は寝てる!」と思っている人も、案外毎日7時間は寝ていなかったりします。
今睡眠時間が7時間未満の人は、まず睡眠時間を7時間以上にしましょう。
騙されたと思って、まずは1日だけやってみてください。
多くの人が、薬に頼らずに、睡眠だけで健康になれると良いなと思います。
良い睡眠を取るために参考にした本
スタンフォード大学でスポーツディレクターをやっている方が書いた本です。
睡眠だけでなく、日々の生活で疲れないコツが、科学的な見地から書いてあります。
寝入りの悪い人が、具体的にどのようにして眠れば良いか等
役立つ情報が具体的に書いてあるので、睡眠に関するバイブルにしています。