スキャルピングの方法論を実証中です

こんにちは、マスラオです。

FXにおける私のトレード手法は、もともと、日足以上のローソク足を中心に見て、

数日単位で売買を行い、数十〜数百pips稼ぐ、というものだったのですが、

最近、日足未満でのトレード方法を自分の中で確立したので、その紹介です。

 

 

デイトレード・スキャルピングは騙しが大きいのか?

ここでは、便宜上、日足未満の取引を「デイトレード」とし、

その中でも、さらに1分足や5分足などの細かい取引を「スキャルピング」とします。

 

よく言われる短期の時間足で取引することのデメリットに、

「騙しが大きい」ことが挙げられます。

 

短期の時間足と長期の時間足の騙しの違い 

1分足と日足を比べるとわかりやすいと思います。

 

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USD/JPY 1分足

 

まず、USD/JPYチャートのある日の1分足です。

オレンジで囲った部分が、短い時間足での騙しの厄介さを示しています。

ボリンジャーバンド+2αを上抜け、上昇路線でいくのかと思いきや、

直後の1分で大きく陰線をつけ、その後は陽線・陰線を繰り返しながら

はっきりしない動きで進んでいきます。

 

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USD/JPY 日足

 

一方、日足です。こちらは、大きな騙しなく進んでいるのがわかります。

下落傾向時と上昇傾向時が一目見てわかりやすいのも、長期時間足の特徴です。

なお、レンジ相場においても、

短期の時間足より、長期の時間足の方が、はっきりレンジ相場であることを示します。
 

なぜ、短期の方が騙しが多いのか

1分足では、陽線と陰線が不規則に現れ、チャート分析もあまり意味がありません。

一方、日足以上の時間足では、市場参加者の「思惑」がチャート上に現れます。

 

スキャルピングでは、概して大局的な相場傾向を掴むよりも、

瞬時に利益を得るために、「今」どう売買すべきかを考えます。

 

たとえば、トルコリラは、日足では下降路線ですが、

1分足では激しく上下運動を繰り返していることがわかります。

 

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TRY/JPY 日足

 

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TRY/JPY 1分足

 

そのため、前の1分で「下方向にブレイクした!」と見えても、

次の1分で、上方向にブレイクする可能性もあるわけです。

これが、デイトレードならびにスキャルピングの難しさで、

市場参加者の大局観が読み取れないため、チャートの傾向もわかりにくくなるのです。

 

デイトレードは無謀な挑戦なのか?

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一説では、新たにFXを始める人のうち、9割が退場して、1割が勝ち続けると言います。

さらに、負ける9割は、デイトレードやスキャルピングなど、

超短期の取引で結果を出そうとする人がほとんどだと言います。

 

私は、上記説がある程度正しいと考える者ですが、

そもそも超短期取引で利益が得にくいのは、

デイトレードやスキャルピングが難しいからだろうか?

との疑問を持ちました。

デイトレもスキャルピングも長期取引においても、

「相場を読む」というFXの基本は変わりません。

 

一応、2年近くFXを続けている私からすると、

超短期取引で初心者が続々敗退していく理由は以下の二つではないかと思います。

 

1. 証拠金が少ない

2. FXに使える時間が少ない

 

証拠金が少ないと、稼ぐ金額も少なくなる

FXにおいて、数分程度で為替が大きく変動することは、

重要指標の発表でもない限りは、そうそうありません。

 

ここで言う「大きく変動」とは10~20pips以上の動きをイメージしていますが、

たとえば、毎月発表される米雇用統計で動くpipsがちょうどそのくらいです。

指標発表時でもその程度なので、何もない時間に為替が大きく動くはずがありません。

 

為替の値動きは、1時間に数pipsを行き来する程度だと認識してください。

 

で、この動きが少ない中でどう稼ぐかですが、

稼ぐ金額を大きくするためには、当然売買の金額を大きくする必要があります。

 

売買でスプレッドに差がないと仮定すると、

・100万円分ドルを買い、1pip上がって売った場合、利益は100円です。

・1000万円だったらその10倍なので1000円、

・1億円だったら100倍で1万円です。

 

FXでどれだけ儲けたいかにもよりますが、

月30万円稼ぎたいと思ったら、億単位の資金を運用するしかないのです。

もちろん、レバレッジによって証拠金はある程度操作可能ですが、

レバレッジが高ければ高いほど、売買のチャンスは少なくなるので、

大量の証拠金があった方が稼げる確率が高まるのは言うまでもありません。

 

すき間時間も良いが、がっつり時間を確保することも重要

私もサラリーマンなのでよくわかるのですが、

1日仕事をし、疲れて帰ってきた後にチャートを見るのは結構辛いです。

 

「通勤中にFXをやればいいじゃないか」と勧める人がいますが、オススメしません。

通勤中に売買すると、仕事中も相場が気になってしまい、集中できなくなるからです。

少なくとも、私の場合は、仕事が手につかなくなります。

 

基本的に1分足や5分足で取引を行う場合、その感覚でチャートを見るのが鉄則です。

たとえ、疲れていても、FX用の時間をとって家で取引を行うのが1番安全でしょう。

 

また、チャンスは常に転がっているわけではありません。

30分後に、チャンスの局面となるかもしれませんし、1時間後かもしれません。

取引に使える時間が少ないと、早く何か売買しなければと焦ってしまい、

結果的に時期尚早のトレードをしてしまったり、

すでに祭りが終わった後の通貨をつかまされてしまったりします。

  

結局スキャルピングで稼ぐにはどうしたらいいの?

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現在までの私の結論は以下の通りです。

まずは、上に挙げた二つの問題点を解消することが必要です。

 

1. 証拠金が少ない → 証拠金を増やす

2. FXに使える時間が少ない → FXに使える時間を増やす

 

2つの「増やす」を意識すれば、稼ぐことにがっつかずに余裕を持てますね。

まずは、この2つだけ意識すればオーケーです。

 

※ ただし、稼げる金額が月に数千円でも良いのなら、

上に挙げた2つのアドバイスは全く無視してもらってもかまいません。

 

証拠金50万円で、レバレッジ3倍くらいで取引するという方法もありだと思います。

資産が増えるスピードは早くありませんが、

FXに慣れる目的などで取引を行う場合、大きく稼ぐことは二の次ですからね。

 

1分足と日足が同じ傾向を示したときに売買する

再び、大きく稼ぎたい人向けのアドバイスに戻ります。

伝えたいことはシンプルで、たとえ、デイトレード・スキャルピングであっても、

1分足と同様に日足も見ようね、ということです。

 

1分足、日足というのは、たとえなので、

これが5分足と週足であっても、30分足と日足であってもかまいません。

 

超短期の時間足と、ある程度長い時間足を両方見ましょう。

 

メリットは2つあります。

 

1. 短期の時間足は、長期の時間足にひきづられやすい

2. 相場が想定と反対方向に動いた場合、セーフティネットになる

 

短期時間足と長期時間足の連関を理解する

まず、1ですが、日足や週足は、それより短い時間足の集積によって形作られています。

日足が分足に影響を与えるのか、分足が日足を形作っていくのかは

卵が先か鶏が先かの議論になるので深入りしませんが、

分足と日足の間に正の相関関係があることは事実です。

 

そのため、日足が売り路線であるのに、1分足で買いで入ってしまうと、

大局的な相場観と逆のポジションを持ってしまうことになります。

 

言われてみれば結構当たり前のことだとは思うのですが、

初心者の方は、分足だけを見て細かく利益を稼ごうとする人が多いです。

それはそれで方法論として試行錯誤すべきなのですが、

日足チャートを傍に置くことで、より「流れに乗った」取引がしやすくなります。

 

長期の時間足と連動した取引は保険の役割も果たす

スキャルピングは、短期売買が鉄則です。

1分足でエントリーしたなら、1分おきに相場を見る必要がありますし、

5分足でエントリーしたなら、5分おきに相場を見る必要があります。

 

ところで、相場が思った方向に行かなかった場合、

どこで損切りすれば良いのでしょうか。

 

日足の場合だったら、あらかじめ損切りラインを決めておきますが、

スキャルピングの場合、瞬間的な判断の積み重ねになるので、

損切りの基準を、売買時に細かく決定することはないと思います。

 

日足の傾向を見て取引を行うことで、一時的に反対方向に向かったとしても、

長期ではプラン通りなので、数日単位でリカバリーできるようになります。

最終的に損切りの必要性がなくなる可能性が高いということです。

 

実際に、4月のトレードは、

完全日足での取引とスキャルピングでの取引の両方の手法で行いましたが、

スキャルピングは、短期で反対方向に動いても、長期でリカバリーできていたので、

すべての取引をプラスで終えることができました。

 

ちなみに、上記の方法は、寝落ち時にも有効です。  

「そもそも取引中に寝落ちすんなよ」と言われればそれまでなのですが、

コントロールできない生理現象に対して、

「どのようなリカバリープランを立てておくか」という点もトレーダーには必要です。

 

デイトレード・スキャルピングの方法論(まとめ)

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・スキャルピングは難しいが、難しい理由は相場を読む技術ではなく、

 証拠金・取引時間の少なさといった物理的理由に依るところが大きい。

・スキャルピングで稼ぎたいなら、証拠金を増やし、取引時間を増やす。

・短期の時間足と長期の時間足を並行して見ることで、勝率を上げる。

 これは、チャートが反対方向に動いた場合のセーフティネットにもなる。

 

スキャルピングは本格的に研究し始めて2ヶ月ほどです。

今のところ、上記手法でうまくいっていますが、情報は都度アップデート予定です。