こんにちは、マスラオです。
滅多にチョコレートを買うことはない私ですが、
お世話になった人へのプレゼントとして、ゴディバのチョコレートを購入しました。
チョコレートが一粒数百円もするのは、なかなか信じがたいことです。
一方で、バレンタインデーやホワイトデーの時期になると
コンビニで売られるゴディバは、少し安い気がしませんか?
そこで、今回は、高いゴディバと安いゴディバの違いを調べてみました。
価格の違いは、原産国の違いによるもの
結論から言うと、価格の違いは原産国の違いによるものです。
ゴディバの生産国は、ベルギーとアメリカの2カ国があります。
このうち、ゴディバの本拠地であるベルギー産のものは高く、
アメリカ産のものは比較的安いのです。
・ベルギー産:価格が高い
・アメリカ産:価格が安い
一般的にイメージする「高級なゴディバ」は、ベルギーの方です。
ゴディバショップで販売されるのも、このベルギー産のゴディバです。
ゴディバの歴史
なぜ、同じゴディバなのに、ベルギー産とアメリカ産があるのでしょうか。
まずは、ゴディバの歴史を見てみましょう。(ゴディバ公式サイトより)
▪️1926年
ベルギー・ブリュッセルで「ショコラトリー・ドラップス」として創業。
▪️1945年
会社名を「ゴディバ」とし、ブリュッセルに第一号店をオープン。
▪️1948年
旗艦店を同じくブリュッセルにオープン。
創造性に富んだ粒チョコレートや美しいラッピングなどで一躍有名に。
▪️1958年
初の海外ショップをパリにオープン。以降、世界各国に店舗展開する。
ブリュッセルで、一人のショコラティエが創業したのがゴディバの始まりです。
その後、ブランド化に成功し、世界各地にゴディバは進出しましたが、
現在も、ベルギー産ゴディバは、創業地であるブリュッセルの工場で作られています。
カカオの産地にも、工場の場所にもこだわって、
伝統的な方法を受け継いで作るベルギー産ゴディバの価格が高いのは納得できます。
なぜアメリカ産のゴディバがあるのか
ゴディバは、1972年、アメリカのスープ会社「キャンベル」に買収されました。
現在は、トルコ企業によって再び買収され、その傘下となっていますが、
長い間アメリカ企業の持ち物だったのです。
「ゴディバ」という名前を冠しながら、アメリカ資本であったことから、
アメリカに工場を作ることになり、アメリカ産のゴディバが登場したのです。
アメリカ産ゴディバの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・価格が安い
・個包装になっている
・ベルギー産に比べて甘みが強い
油脂分が多く、甘みが強いので、ベルギー産と比べると一発でどちらかわかります。
より、アメリカ人の好みにあう味付けになっているということでしょう。
コンビニなどで販売されているゴディバは、ほぼこのアメリカ産のものです。
最近では、ドラッグストアでも安く売られているのを見ますが、
本家のゴディバとは味も価格も全く異なり、名前だけが同じということです。
ゴディバはやっぱりベルギー産
原産国の違いによって、価格にかなり開きがあることがわかりましたが、
ベルギー産のゴディバは、品質に大変力を入れて作られています。
ほんの少量でも、びっくるするほどの価格ですが、それだけの価値があります。
大切な方に贈るときは、ぜひベルギー産を贈ってあげましょう。
ベルギー産ゴディバ
・価格が高い
・個包装になっていない
・甘さは控えめで、カカオの風味が強い
・贈り物に最適
アメリカ産ゴディバ
・価格が安い
・個包装になっている
・油脂分が多く、甘みが強い
・自分で食べて楽しむのに最適
※なお、上記の2か国に加え、最近はトルコ産のゴディバも出てきているようです。
お値段などの特徴は、アメリカ産とほぼ同じということです。