マスラオチャンネル

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【E3 2019】「バンジョーとカズーイ」のスマブラ参戦は、なぜ「歴史的」なのか

こんにちは、マスラオです。

「ニンテンドーダイレクトE3 2019」で、スマブラの参戦キャラが発表されました。

 

日本人には馴染み深いドラクエの「勇者」がオープニング一発目で紹介されると、

動画の終盤で、隠し玉的に「バンジョーとカズーイ」の参戦が発表。

 

小学生時代、『バンジョーとカズーイの大冒険2』にはまりまくった自分が、

「バンジョーとカズーイ」が参戦することの、歴史的な意味での凄さを語ります。

 

 

www.youtube.com

↑「バンジョーとカズーイ」参戦ムービーは38:17あたりから

 

ゲーム概要

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『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズは、

最初に、ニンテンドー64で発売されたゲームで、1と2の2本が発売されています。

また、2008年には、Xbox360で、8年ぶりとなる続編が発売されました。

 

◾︎タイトル:バンジョーとカズーイの大冒険

◾︎対応ハード:ニンテンドー64

◾︎発売日:1998年12月6日

◾︎ジャンル:アクションアドベンチャー

 

◾︎タイトル:バンジョーとカズーイの大冒険2

◾︎対応ハード:ニンテンドー64

◾︎発売日:2000年11月27日

◾︎ジャンル:アクションアドベンチャー

 

◾︎タイトル:バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦

◾︎対応ハード:Xbox360

◾︎発売日:2008年12月11日

◾︎ジャンル:アクション

 

実際には、2とガレージ大作戦の間に、

海外でのみ、GBAのレースゲームなどのスピンオフが発売されていますが、

いわゆる「本流」として評価されるのは上記3本でしょう。

 

さらに言うと、世界的にも評価が高く、日本人に馴染み深いのは、

64で発売された、1と2の2作品だと思います。

 

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今回のスマブラ参戦は何がすごい?

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海外の反応動画を見ても、ここまで盛り上がることは稀です。

それほど、バンジョーとカズーイの参戦インパクトは強いのですが、

それには、単純に、原作が傑作という以外に、ある理由が存在します。

 

かつてはニコイチだったレア社と任天堂

まずは、レア社と任天堂の関係から説明する必要があります。

 

『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズのディベロッパーであるレア社は、

もともと任天堂のセカンドパーティーでした。

(セカンドパーティーとは、特定のハードに対してのみ開発を行う会社のことです)

 

レア社が任天堂ハードで開発したゲームは以下の通り。

 

・『スーパードンキーコング』シリーズ

・『ゴールデンアイ 007』

・『ブラストドーザー』

・『ディディーコングレーシング』シリーズ

・『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズ

・『ドンキーコング64』

・『パーフェクトダーク』

・『スターフォックスアドベンチャー』

 

高い開発力を持ち、ミリオンヒットを連発。

スーパーファミコン後期から64時代にかけての任天堂を支えた立役者です。

 

マイクロソフトによる買収後、任天堂とたもとを分かつ

ところが、Xbox部門強化のため、2002年にマイクロソフトがレア社を買収。

 

以降、マイクロソフトが参入していない携帯ハードをのぞいて、

任天堂ハードにレア社のゲームが登場することはなくなりました。

 

ちなみに、マイクロソフトに買収される際、

それまで任天堂ハードで開発したゲームの版権は、任天堂とレア社で分けあいました。

 

その際、たとえば「ドンキーコング」は、任天堂のものになりましたが、

「バンジョーとカズーイ」は、レア社のものになりました。

 

そのため、任天堂ハードでバンジョーとカズーイが長らく出なかったのです。

 

歴史的な理由① 任天堂とレア社の19年ぶりのタッグ!

 

おかえり!バンジョーとカズーイ

勘の良い方は、今回の参戦トレーラーが素晴らしい理由も、わかったかもしれません。

 

そう、今回のトレーラーでは、レア社と任天堂がたもとを分かった時

バラバラになった二人の看板キャラクター、

「ドンキーコング」と「バンジョーとカズーイ」が共演しているのです。

 

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バンジョーとカズーイの登場に狂喜乱舞!

 

ともに、レア社がつくったキャラクターでありながら、

長らく同じハードで出ることもなく、ましてや共演すらなかった二人が、

今回スマブラという舞台で一緒になったのです。

 

歴史的な理由② ドンキーコングと、バンジョーとカズーイの初共演!

 

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「参戦!」は英語で"are Raring to Go!"と表現されています。"raring to"で「襲いかかる」という意味がありますが、これはもちろんレア(Rare)社を意識したメッセージライン

 

『バンジョーとカズーイ』の新作が期待できるかも?

ゲーム史に名を残す『バンジョーとカズーイ』を是非スマブラに登場させたい

という桜井氏の思いが、彼らをスマブラに登場させたことは間違い無いでしょう。

 

ただ、バンジョーとカズーイが久々に表舞台に姿を表したことで、

再び、バンカズブームに火がつく可能性があります。

 

マイクロソフトハードか任天堂ハードかわかりませんが、

再び、『バンジョーとカズーイ』シリーズの新作が遊べることを楽しみにしています。

 

歴史的なであってほしい理由③ バンカズの新作が遊べるかも