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『ゼルダの伝説』シリーズの歴代ロゴを振り返ってみたら意外な事実が発覚した

こんにちは、マスラオです。

先日の任天堂ダイレクトE3 2019で、

ブレスオブザワイルドの続編が開発中であることが発表されました。

 

前作では、「ゼルダのアタリマエを見直す」として、

ゼルダでおなじみの多くの要素が無くなったり変更されたりしていましたが、

最も注目された変化点は、何と言っても「ロゴ」でしょう。

 

今回は、『ゼルダの伝説』シリーズのロゴの変遷を追ってみました。

 

 

 

 

『ゼルダの伝説』シリーズ、ロゴの変遷

メインシリーズでないスピンオフなども含めるとかなりの数になりますが、

ここでは、主に、据置機で発売された正統作品のロゴをみていきます。

(『リンクの冒険』のみタイトルが異なるので除外)

 

『ゼルダの伝説』(FC, 1986)

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まずは、1986年に発売された初代『ゼルダの伝説』です。

太字の硬派な「ゼルダの伝説」のロゴで、時代を感じさせます。

 

"THE HYRULE FANTASY"という副題?のようなものが付いていますね。

なんとなく"FINAL FANTASY"を想起させますが、FF1が出たのはこの翌年です。

 

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(SFC, 1991)

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続いて1991年に発売された『神々のトライフォース』。

 

基本的には、『ゼルダの伝説』と同じく、日本語でのタイトル表記です。

細かなデザインの違いはありますが、太字のフォントという点は変わりません。

 

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(N64, 1998)

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※画像は3DS版(オリジナルのロゴとほぼ同じです)

 

史上最高のゲームとして世に名高い『時のオカリナ』です。

 

www.masurao-channel.com

 

この作品から、タイトルロゴは、英字になります。

"The Legend of Zelda"という表記と、赤字のメタリックなデザインが基本となります。

 

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(N64, 2000)

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※画像は3DS版(オリジナルとほぼ同じです)

 

『時のオカリナ』の2年後に発売された本作。

 

『時のオカリナ』のパラレルワールドのうちの後日譚の一つということもあり、

ゲームのグラフィックだけでなく、タイトルロゴも『時のオカリナ』を踏襲しています。

 

ただし、色だけは、ゲームの雰囲気に合わせて紫色になっているのが特徴です。

 

『ゼルダの伝説 風のタクト』(GC, 2002)

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初めてのGC作品、『風のタクト』は、

"The Legend of Zelda"のデザインだけ『時のオカリナ』を踏襲し、

サブタイトルや、背景のデザインには独自性を見せています。

 

『ムジュラの仮面』以降、"The Legend of Zelda"のデザインが定型化し、

サブタイトルと背景で差をつける枠組みが基本となっていきます。

 

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(GC・Wii, 2006)

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2006年に発売された『トワイライトプリンセス』も同じです。

"The Legend Of Zelda"と、サブタイトル・背景画像の組み合わせですね。

 

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』(Wii, 2011)

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2011年に発売された『スカイウォードソード』も同様です。

ゼルダといえばこのロゴというのが、完全に定着しています。

 

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』(WiiU・Switch, 2017)

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2017年に発売された『ブレスオブザワイルド』でファンに衝撃が走ります。

なんと、今までの"The Legend of Zelda"を踏襲せずに、

いきなり初代風の「ゼルダの伝説」ロゴに戻ったのです。 

 

「ゼルダといえばあのロゴ」と言えるくらいおなじみのロゴを捨ててこのロゴになったので、

当時のファンの衝撃度合いはかなりのものでした。

 

ロゴの変遷は3つの時代に分けられる

黎明期

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・時期:初代『ゼルダの伝説』から『神々のトライフォース』まで

・表記:「ゼルダの伝説」はカタカナ

・特徴:字体がかなり太い

 

中興期

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・時期:『時のオカリナ』から『スカイウォードソード』まで

・表記:「ゼルダの伝説」は英語("The Legend of Zelda")。赤字のデザイン

・特徴:フォントはシリーズ間で統一。ロゴの後ろに作品特有のアイテム

 

現在

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・時期:『ブレスオブザワイルド』以降

・表記:「ゼルダの伝説」はカタカナ

・特徴:フォントは、初代のものとほぼ同じ

 

『ブレスオブザワイルド』で原点回帰した理由

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初代のように新しいものを作る

『ブレスオブザワイルド』は、「ゼルダのアタリマエを見直す」をコンセプトにし、

事実、様々な要素や仕掛けで従来のゼルダとの相違点がみられました。

 

たとえば、ダンジョンを順番に解いていかなくていいとか、

シリーズ初のオープンワールドだとか、武器が壊れるといった要素や

ダンジョンにおいて鍵がほとんど登場しないといったことです。

 

前作の『スカイウォードソード』でも従来のゼルダから脱却する意思は感じましたが、

結果的には中途半端な状態になってしまい、評価が芳しくありませんでした。

 

今回、WiiUやSwitchといった高性能なハードが登場したことにより、

製作陣がスカイウォードソードでやりたかったことが、

より明確に表現できるようになったと思っています。

 

 

新しいゼルダの誕生に際して、初代ゼルダが発売された時のように、

再び「生まれ変わる」という意味も込めて、このロゴにしたのではないでしょうか。

 

海外での『ブレスオブザワイルド』のロゴは?

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と、言いつつも、実は海外版のロゴは今まで通りです。

 

上の画像が、現在海外で販売されているブレスオブザワイルドのタイトルです。

今までどおり"The Lagend of Zelda"がタイトルにあしらわれています。

 

ちなみに、海外での初代『ゼルダの伝説』のロゴは以下のような感じ。

決して、最初から上記のようなロゴであったわけではありません。

 

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 今回のフォント変更は、日本限定のことだったんですね。