9月4日配信開始となった追加キャラクター「バンジョーとカズーイ」の
スマブラにおける攻撃の元ネタを、原作からまとめてみました。
- アクションは原作から取り入れている
- カズーイダッシュ
- はばたきジャンプ
- とんぼがえりジャンプ
- つめつめパンチ
- くちばしアタック
- ローリングアタック
- キツツキアタック
- たまごミサイル
- たまごバキューン
- おけつタマゴ
- ワンダーウイング
- くちばしバスター
アクションは原作から取り入れている
スマブラSPにおけるバンカズのアクションは、原作が元ネタのものが多いです。
ここで言う原作とは、いわゆるメインシリーズである以下の作品です。
1. 『バンジョーとカズーイの大冒険』(1998年, N64)
2. 『バンジョーとカズーイの大冒険2』(2000年, N64)
3. 『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』(2008年, Xbox360)
以下でも解説するように、スマブラのバンカズアクションについては、
基本的に、N64で発売された2作品が元ネタのアクションが多いようです。
「バンジョーとカズーイ」といえば、この2作品をイメージする人が多いですね。
※バンカズがスマブラに参戦することの凄さはこちらの記事を参照
カズーイダッシュ
スティックを大きく横に倒してのダッシュは、「カズーイダッシュ」と呼ばれます。
バンジョーが走るよりも、速く走ることができます。
バンジョーが走るよりも速く移動でき、急な坂道などものぼれます。
カズーイダッシュをしながらジャンプもできますが、攻撃はできません。
(公式HPより)
こちらが原作のカズーイダッシュ。
フィールドでは、「常にこれで移動したい」と思うほど便利なアクションです。
スマブラのアクションは、原作のアクションを完全に再現していますね。
カズーイダッシュは、その名の通り、カズーイが頑張り、バンジョーは何もしません。
カズーイが細い足でめちゃくちゃ走って、バンジョーは上で寝そべっているだけです。
「バンカズ」シリーズをプレイしていない方に覚えておいてほしいのですが、
このシリーズで有用なアクションはカズーイが頑張るものばかりです。
クマよ、もうちょっと頑張ってくれ……
はばたきジャンプ
一度ジャンプした後に、滞空時間を伸ばしていられるジャンプです。
この状態でスティックを倒せば、多少進む距離を伸ばすことができます。
ジャンプ中に、カズーイのハネを使えば、しばらく浮いていられます。
高い場所から落ちるときに使用すると、安全に着地できることがあります。
(公式HPより)
こちらもカズーイががんばる系のアクションです。
バンジョーはクマなので、結構重いのでしょう。
なんとなく、カズーイも重みを感じているような必死のアクションになっています。
ちなみに、はばたきジャンプ時のカズーイの声は、
モノマネしやすいカズーイの声ランキングでも上位に入ります。
とんぼがえりジャンプ
ジャンプした後、くるりんと後ろに1回転するのがとんぼがえりジャンプです。
バック宙で、ふつうのジャンプでは届かない場所へとジャンプできます。
(公式HPより)
公式HPの説明に記載の通り、このジャンプは普段使いというよりは、
ちょっと高い段差を越えるため、スポット的に使うアクションです。
私自身も、64版プレイ時、登れるか登れないか微妙な段差を登ろうと、
とんぼがえりジャンプを2時間くらいずっと試していた記憶があります。
(結局登れたが、ハニカム1個しかなかったという苦い思い出付き)
しかし、わざわざここをジャンプアクションとして再現してくるとは、
スマブラSP開発チームもなかなかマニアックですね。
つめつめパンチ
ようやくバンジョー主体のアクション登場です。
公式HPに記載がなかったのですが、
基本的に、バンジョーが敵をぶん殴るアクションだと思って差し支えありません。
ちなみに、桜井さん本人もおっしゃっていますが、
エフェクトについては、大分現代風に洗練されたものを採用しています。
そのため、原作のつめつめパンチとは、見た目の印象が大分違いますね。
目測を誤ると、普通に敵に触れてしまいダメージを受けるため、
原作ではあまり使わなかった印象があります。
くちばしアタック
攻撃以外にも、何かを壊したりするときに使います。
(公式HPより)
しゃがんでからのアクションでくちばしアタックを出します。
バンジョーの通常攻撃が「つめつめパンチ」なら、カズーイの通常攻撃はこれです。
木でできた箱なんかを壊すこともできるので、
ダンジョン内では結構活躍するアクションです。
カズーイのくちばしで、この勢いで殴られたらかなり痛そうですね。
ローリングアタック
走りながら地面を転がり敵を攻撃します。
(公式HPより)
バンジョーがぐるぐる転がるアタックです。
このアクションでは、珍しくバンジョーが頑張っています。
64ゼルダの前転よろしく、移動にも割と使ってしまう便利アクションです。
攻撃時間が結構長いので、純粋な攻撃アクションとしても優秀ですね。
キツツキアタック
空中の敵や高い場所の敵を攻撃するときに便利です。
(公式HPより)
薄々感づいてはいたものの、カズーイがキツツキであることに正式に気がつく攻撃です。
ジャンプしながら出せるので、高いところにいる敵への攻撃に重宝します。
このときのカズーイの声は、モノマネしやすいカズーイの声ランキングNo.2です。
たまごミサイル
アイテムのタマゴを持っていたら、タマゴを発射できます。
タマゴは100個まで持つことができます。
(公式HPより)
本当に、バンカズのアクションって多彩ですよね。
スマブラSPで使用できるのは、水色の通常エッグと爆弾エッグのみですが、原作では、
炎エッグ、氷エッグ、ミニカズーイエッグなど様々な種類のタマゴを発射できます。
また、スマブラSPでは、タマゴの軌道はふんわりしたものですが、
原作ではまっすぐに飛んでいくので、シューター要素が強いです。
攻撃以外にも、装置の軌道などに使用する場合もあります。
たまごバキューン
こちらは、スマブラSP用の名称ですが、
カズーイをショットガンのように持ってタマゴを連射できます。
原作では、このモードになると、画面は完全なFPSになります。
どこでも使用できるわけではなく、あるダンジョンに入ると強制的にこうなります。
ちなみに、『バンカズ2』では、四人対戦できるミニゲームがかなり揃っていますが、
中でも、このFPSモードでの四人対戦はめちゃくちゃ熱いです。
発売当時は、ゴールデンアイやパーフェクトダークなど、傑作FPSが流行っていましたが、
『バンカズ2』のFPSも、ミニゲームとは思えないくらいクオリティが高いです。
四人でプレイしたら、間違いなく今でも盛り上がります。
おけつタマゴ
おしりの方向にタマゴを発射できますが、勢いは強くありません。
(公式HPより)
開発者の戯れで追加されたとしか思えないこのアクション。
スマブラSPでは割とキーになりそうな気がしないでもないですが、
原作ではいまいち使いどころが掴めないアクションです。
ただ、絵的にはすごく面白いです。
ワンダーウイング
アイテムのきんのハネを持っていれば、一定時間無敵状態になれます。
(公式HPより)
マリオの「スター」状態のようなものだと考えればオーケーです。
金の羽を使用すると、スターを取った時と同じようなイカす音楽が流れ、
一定時間無敵状態でアタックできます。
この時の音楽は、名曲が多いバンカズシリーズの中でもかなり人気が高く、
今でもちょくちょくYoutubeに音源があがっていたりしますね。
くちばしバスター
空中で、カズーイの急降下アタックができます。
敵を攻撃したり、何かを壊したりするときに使います。
(公式HPより)
もうカズーイが死んでしまうのではないかと思うほど、強烈な一撃。
食らった方もひとたまりもないでしょう。
これ、上から押しているのはバンジョーだと思うのですが、
結構ひどいことしますね、バンジョー……。
しかし、これだけスマブラ向けのアクションがたくさんある原作も珍しいです。