2019年9月20日発売の『ゼルダの伝説 夢をみる島』ですが、
ゼルダの伝説シリーズの中でもかなりの「異色作」と言われています。
オリジナル版はゲームボーイで発売
実は、『夢島』は、今回のSwitch版が3作目のリリースです。
オリジナル版は、ゲームボーイで発売された『ゼルダの伝説 夢をみる島』。
その後、要素の追加とカラー対応を行った『ゼルダの伝説 夢をみる島 DX』がゲームボーイカラーで発売されました。
ゲームボーイカラー版がオリジナル版のマイナーチェンジであったのに対し、
今回のSwitch版は、グラフィックから何からまったく新しい完全リメイク作品です。
◼︎タイトル:ゼルダの伝説 夢をみる島
◼︎対応ハード:ゲームボーイ
◼︎発売日:1993年6月6日
◼︎タイトル:ゼルダの伝説 夢をみる島 DX
◼︎対応ハード:ゲームボーイカラー
◼︎発売日:1998年12月12日
◼︎タイトル:ゼルダの伝説 夢をみる島
◼︎対応ハード:Switch
◼︎発売日:2019年9月20日
ちなみに、オリジナル版は初めて携帯機で発売されたゼルダの伝説シリーズです。
神々のトライフォースの後日譚
ストーリーは、前作『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の後日譚です。
ガノンを倒してハイラルを救ったリンクは剣の修行に出た。
修行を終え、ハイラルへと帰る航海の途中、
彼の船は巨大な嵐に遭遇した。
船はその中で雷に打たれ、リンクは意識を失い海に転落する。
懐かしいゼルダ姫の声が聞こえ、リンクは目を覚ました。
目を覚ますとそこは見知らぬ家の中。
声の主もゼルダ姫ではなくマリンという少女だった。
彼女はリンクが浜辺に打ち上げられていたところを発見し、
一緒に住むタリンの家で介抱していたのだ。
マリンの話によると、
リンクの流れ着いたこの島はコホリントというらしい。
(Wikipediaより)
この「コホリント島」から脱出するためのアイテムをゲットするために、
島のあちこちにあるダンジョンをクリアしていくというのが本作の内容です。
なお、Wikipediaの記載には、ゲーム上の重要なネタバレが含まれているので、
上記に抜粋した部分以外を読む場合は、クリア後にしておいた方が吉です。
いわゆる「ハイラル王国」を舞台とした王道ゼルダというよりは、
番外編的な、雰囲気の柔らかいゼルダに分類されます。
3Dゼルダにおける『風のタクト』的位置付けと考えるとわかりやすいかもしれません。
たくさんの任天堂キャラクターがゲスト出演
『夢島』では、任天堂の他シリーズのゲームから人気キャラクターが多数登場します。
『時のオカリナ』の子供時代ハイラル城でのマリオのポスターのように、
ゼルダの伝説シリーズでは、たまに他作品のキャラクターがカメオ出演することがありますが、
本作のように、重要キャラクターとして堂々と出ることはありません。
このページでは、あえて、『夢島』での姿は載せないので、ゲームをプレイしながら探してみてください。
リチャード王子
ゲームボーイで発売れた『カエルのために鐘はなる』の主人公サブレ王子のライバル・リチャード王子です。
原作でもかなり重要な役どころなんですが、『夢島』でもリンクと絡みまくります。
マムー
ファミコンで発売された『夢工場ドキドキパニック』に登場した敵キャラクターです。
『夢工場ドキドキパニック』は、任天堂とフジテレビのタイアップ商品ですが、
海外では『スーパーマリオブラザーズ2』として発売され、
後に日本に逆輸入され、『スーパーマリオUSA』として発売されたタイトルです。
フジテレビが販売するソフトなんて、今の常識からでは考えられませんね。
奥のカエルみたいなのが「マムー」です。
ドクターライト
こちらは任天堂作品ではありません。
エレクトロニックアーツが開発・発売した『シムシティ』からのゲスト出演です。
スマブラのアシストフィギュアとして知っている方も多いのではないでしょうか。
なお、ドクターライト自体は、『シムシティ』の開発者であるウィル・ライトがモチーフになっています。
マリオシリーズからの使者もたくさん
その他、クリボーやワンワン、パックンフラワーなど、マリオシリーズでおなじみのキャラクターも多数登場します。
こちらは、見つけようとするまでもなく、見つかってしまうと思います。
ブレスオブザワイルドでゼルダに入った人にもプレイしてほしい
本作は、自由度ビンビンのBOTW的なゼルダではありませんが、
それでも古き良き時代のゼルダとして、今プレイしても面白いと思います。
BOTWでゼルダを初めてプレイした方は、ぜひ『夢島』もプレイしていただき、
「こういうゼルダもあるんだ」と思っていただけたら幸いです。