据置型ゲーム機で発売された「ゼルダの伝説 」シリーズ本編を、販売本数とファミ通クロスレビューのデータから見ていきます。
販売本数ランキング
まずは、販売本数ランキングです。
なお、ランキングで取り上げるのは、据置型ゲーム機で発売されたシリーズ本編のみとし、別ハードで発売されたリメイクや移植作品は含みません。
*販売本数は「vgchartz」を参照。
1位は、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 』。
2位にダブルスコアをつけ、圧倒的な1位獲得です。
前作『スカイウォードソード』と比較すると、その差はおよそ4.5倍。
オープンワールドならぬ「オープンエアー」と称した広大なハイラルは、それまでのオープンワールドの定義を一新し、再定義する作品となりました。
2位は、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』。
『時のオカリナ』の流れをくむ正統派本編です。
前作『風のタクト』が、トゥーン調グラフィックで描かれた変わり種の作品だっただけに、『時のオカリナ』路線を待ちわびていたファンの後押しもあって大きく売上本数を伸ばしました。
1位の『BOTW』と同じく、新ハードのローンチソフトとして発売されたタイトルで、需要が集中したのも販売本数が伸びた要因でしょう。
3位は、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。
ゼルダ史だけでなく、ゲーム史の中でも不朽の名作として語り継がれる作品です。
3DSで発売されたリメイクも含めると、トータルで1300万本以上売れており、ゼルダを語る上で外せないタイトルとして、現在でも多くの人にプレイされています。
『BOTW』と『スカイウォードソード』以外は、リメイクや移植が別ハードで発売されており、それらの販売本数も含めると、タイトルによっては、1000万本前後の販売本数になります。
内容が古くならないため、時代が変わってもプレイされ続けるのが「ゼルダの伝説」シリーズの特徴と言えるでしょう。
クロスレビューの点数
ファミ通クロスレビューの点数から、その時々の評価を見てみます。
クロスレビューは、4人の評価者が10点ずつで点数をつけ、40点満点で評価します。
なお、点数は、こちらのページを参考にさせていただいています。
データを見てまず驚かされるのが平均点の高さ。
データのない初代『ゼルダの伝説』を抜いた平均点は39点とほぼ満点です。
2019年12月現在、ファミ通レビューで満点がついたゲームは26タイトルですが、そのうちゼルダは4本を占めています。
シリーズタイトルとして、これ以上に満点をとったゲームはありません。
結論:ゼルダにハズレなし
ファミ通では、レビュー点数が36点以上の場合、「プラチナ殿堂」と呼ばれ、殿堂入りをします。
先ほどのレビュー点数を見てみると、最低点の『リンクの冒険』が36点。
ということは、「ゼルダの伝説」シリーズは、発売された本編すべてでプラチナ殿堂入りを果たしていることになります。
どの作品をプレイしても安心して楽しめるのが「ゼルダの伝説」シリーズの特徴と言えるでしょう。
ただ、その中でも、売上・評価ともに高い『時のオカリナ』と『BOTW』は、さらに頭一つ抜けていると言えそうです。
どちらも最新ハードでプレイすることができるので、ゼルダ初心者の方はまずこの2作品から入ると良いでしょう。