2019年10月に発表されて以来、続報が待たれていたPS5ですが、1月7日に行われた電子機器の見本市「International CES」において、ついにその「ロゴ」が発表されました。
今回は、歴代PlayStationのロゴを辿っていくことで、PS5のルーツを調べてみます。
PS5のロゴは、PS3からの流れを継承する形に
以下に歴代PlayStationのロゴを並べてみました。
PS5から初代PSまで、携帯機を除いて5つを抜粋しています。
PS5
こちらが、今回発表されたPS5のロゴです。
大手メディアでは、「PS4のロゴを継承」と書かれていますが、実際には、PS3から同様のフォントを使用しています。
全体的に曲線が主体の丸みを帯びたフォントであり、文字色も白なので、これ以上シンプルになりようがないほどシンプルです。
左側には「PS」のマークがついていますが、後述する通り、このマークも初代PSが発売された時から若干変更されています。
うーん、かっこいいですね。
※PS5のスペックについてはこちらの記事を参照
PS4
続いて、PS4のロゴです。PS4のロゴは、PS5とほぼ同じ。
後述するように、このロゴは、PS3後期からの流れを汲むものなのですが、PSシリーズのPとSが重なったおなじみのあのマークとともに、このフォントが定着してきたのもPS4時代からではないでしょうか。
PS4は、2013年11月の発売以来、およそ7年間で次の世代に現行機の座を譲ります。
PS3が、2006年11月発売で、こちらも7年間の現役生活だったので、世代交代までの間隔はほぼ変わっていないことになります。
PS3
PS3のロゴも、PS5、4とほとんど同じですね。
ただし、PS3のロゴは、当初は現在のものではなく、映画『スパイダーマン』と同じフォントで、「PLAYSTATION3」とすべて大文字のものでした。
しかし、新型PS3が発売されるタイミングで、「PlayStation3」と、大文字と小文字を混ぜた今までのPSシリーズに表記を合わせることになり、それと同時に、略称のロゴ「PS3」も新しく作られることになったのでした。
今でこそ、当たり前に感じる「PS3」、「PS4」の柔らかい曲線で表現されたフォントですが、まだまだ歴史は10年程度のものだったんですね。
PS5が、このフォントを踏襲することで、名実ともに「PS」の顔となるフォントになっていくことでしょう。
PS2
PS2のロゴは、やたらとカクカクしています。
特徴は、PS3以降にはなくなった色を使っていること。
水色とややこい青のコントラストが時代を感じさせます。
この後、流行りは、どんどん色を使わないように、シンプルにシンプルになっていくのですが、この時代は色を使うことがおしゃれだった最後の時代なのでしょう。
なお、このロゴのフォントは、2004年に発売されたPSPでも踏襲されています。
もし、この路線が好評だったら、PS3以降のフォントもすべてこれで統一されていたことでしょう。
ちなみに、PS2は横置きも縦置きもできる(当時縦置きは画期的でした)のですが、どちらで置いたときでも、本体についているロゴが上を向くように手で回転させられるという細かい工夫がありました。
PS
シリーズおなじみのこのロゴが最初に登場したのが初代PSです。
PSを起動させると、怖い音楽と一緒にこのロゴが浮かび上がってくるのを、子供心に恐れていたのを覚えています。
実は、このロゴは2009年にマイナーチェンジされており、色は単色に、PとSの間の区切りも明確に設定されておしゃれな感じになっています。
やはり、カラーを多く使うのはおしゃれではないということでしょうか。
おそらく、多くの方が見慣れているのはこちらのロゴだと思います。
PS4の表面にも、このマークが印字されていますね。