元ソニーの開発者Robert Tatnell氏による、「どうぶつの森」ライクな人生シミュレーションゲームが、2021年にSteamで発売されることが発表されました。
公開されたプレイ映像を見る限り、デザイン以外は、ほとんど「どうぶつの森」シリーズと言っても過言ではなさそうですが、PCでプレイできる「どうぶつの森」として一定の需要が見込めそうです。
海外では、すでに多くのゲームコミュニティにゲームの情報が拡散され、賛否(否が多い)両論となっているようです。
ゲーム概要
◾︎タイトル:Hokko Life
◾︎対応ハード:PC(Steam)
◾︎ジャンル:シミュレーション
◾︎発売日:2021年
◾︎開発元:Robert Tatnell(個人)
現在公開されている情報によると、『Hokko Life』の開発は、Robert Tatnell氏個人で行われているようです。
トレーラーを見ると、かわいくて美しいグラフィックで、内容も細かく作り込まれているようですが、これが個人制作のゲームだとするとなかなかのクオリティです。
2020年早期アクセス開始との情報がSteam上で出ていることから考えると、本作は売り切り型ではなく、オンラインで末長くプレイできるような『セカンドライフ』的な遊ばれ方を想定していると考えられます。
個人開発のため、「機能や不具合のアップデートがきちんと実施されていくのか」という不安はありますが、そのあたりものんびりなスローライフを送りたいというメッセージが込められているのでしょうか。
世界観については、ロバート氏の美学が詰まった可愛らしいものになりそうです。
あまりにアレと似すぎなため、海外では賛否両論
動画が公開されるや否や、海外ではゲーム内容やアートスタイルが、あまりにも「どうぶつの森」シリーズに似ていることから批判が殺到しました。
海外のゲーム情報サイトkotakuも、本作を「恥知らず」と称すなど、手厳しい意見が相次いでいます。
Youtubeにアップロードされているゲームのオフィシャルトレーラーは、2020年2月12日現在、低評価が高評価を上回っており、コメントはオフにされています。
確かに、海外のユーザーが言うとおり、『Hokko Life』と「どうぶつの森」は、あまりにも似ています。
それは、ゲームの内容から、アートスタイルまで、ほぼすべてにわたるものです。
『Hokko Life』と「どうぶつの森」はどこが似ている?
トレーラー中では、「どうぶつの森」との様々な類似点を見いだすことができます。
・主人公が汽車に乗って村に到着する
・どうぶつの住む村で一人暮らしする
・家具の作成などDIY要素がある
・部屋のレイアウトを行える
・釣りができる
・木を切ったり岩を砕いたりして素材を得る
1つや2つの類似点であれば、同じ特徴を持ったゲームはたくさんあるので、特に話題にもならなかったでしょうが、あまりにも「どうぶつの森」と類似点が多いので、これだけ批判を浴びることになってしまいました。
特に、汽車で村に到着し、駅から出てくるシーンなどは、本当に「どうぶつの森」そっくりです。
反対に、トレーラーでは、畑を耕したり、種を蒔いたりするシーンも見られ、こういった点は、「どうぶつの森」には見られない特徴です。
まとめ
正直言って、トレーラーを見る限り、かなり面白そうだなと思いました。
ただし、この世界に「どうぶつの森」がなければですが……
「どうぶつの森」との類似点が多く、『Hokko Life』独自の面白さが見えにくい状態になっていますが、それでもいくつかの点においては、「どうぶつの森」を超えようとする姿勢が見えます。
たとえば、家具のカスタマイズ要素や、農耕要素など、本家よりも進化させている部分や、本家にはなかった部分を取り入れていることは事実です。
個人的には、個人制作のタイトルということもあるので、そこまで似ていることに目くじら立てず、あたたかく見守るのが良いのではと思いました。
面白ければ、万事OK!