4月10日発売予定の『FINAL FANTASY VII REMAKE』ですが、FFシリーズの他のタイトルと比較して、特に海外人気が高いタイトルです。
オリジナル版発売当時にプレイした海外のユーザーの声を通して、なぜ『FF7』が、あれほど強烈な支持をもって迎えられたのかをまとめてみました。
海外の反応
◾︎reddit民
プレイステーション世代の最初の「ファイナルファンタジー」であり、当時は、家庭用ゲーム機が爆発した時代だったからね。
「7」ではあるけれど、多くの人々がこのゲームを最初にプレイし、このゲームと一緒に育った。だからこそ、強い愛情とノスタルジーを持っているんだ。(+275)
◾︎reddit民
↑付け足して言うと、『メタルギアソリッド』のように3枚組のディスクで遊ぶ大規模なゲームだったから注目を集めた。ひねりの効いた物語、シリアスなテーマ、笑える瞬間、中毒性のある音楽もあった。
ビデオゲームの最初の「オデッセイ」だったかもしれない。翻訳の過程で、日本版からは微妙なニュアンスが失われたかもしれないが、このゲームをプレイするためには、ビジョンを持っていないといけなかった。
声優がいなくても、プレイヤーは、本当の意味でキャラクターと繋がっていた。グラフィック、ストーリー、そして不思議なカバーアートは「ファイナルファンタジー」シリーズの魅力だ。(+163)
◾︎reddit民
↑ほんこれ。俺は今40代で、『FF7』が初めてリリースされた時は20代だった。
俺は、80年代はコンソールゲームをよくプレイしていたが、ほとんどは高校時代のアーケードゲームの思い出だ。軍隊を離れるまで、ゲームに戻ることもなかった。
『FF7』は、再びゲームをプレイするようになった私にとって、初の「ライフサッカー」ゲーム(*心のゲーム)であり、完全に俺の心を掴んだんだ。(+119)
◾︎reddit民
俺は、これまでずっとビデオゲームをプレイしてきたけど、『FF7』をプレイするまで、真の意味で「感動」することはなかった。
『FF7』は、映画的なレベルで没入感や感動を提供し、ビデオゲームの可能性を示した。これほど夢中になったゲームは他にない。(+36)
◾︎reddit民
↑『クロノ・トリガー』も同じように良かった。サントラの特定の部分を聴くと元気になる。前回のクリアから、もう2年以上経ってしまった。
恥ずかしいことに「FF」シリーズをプレイしたことがないが、プレイすべきだろうか。
(+15)
◾︎reddit民
多くのファンが、『FF7』がシリーズ最高傑作であると言うが、それはかなり主観的だ。少なくとも『FF4』と『FF6』は同様に良い。
面倒な問題を起こさないように、他のFFと比較しないで説明すると、『FF7』は、ゲーム自体ではなく、発売された時期も良かった。
確かに、『FF7』は、3Dゲームになった最初のFFだったが、それは単に目的を達成するための手段に過ぎなかった。 32ビット時代が始まる前は、ゲームはオタク文化のニッチな種類であり、RPGゲームはさらに具体的なサブジャンルであり、そのルーツは、『ダンジョンズアンドドラゴンズ』のような卓上ゲームにあった。
実際、最初のいくつかの「ファイナルファンタジー」は『ダンジョンズアンドドラゴンズ』を明らかに模倣しており、ダンジョンクロールは当時人気のジャンルだった。
『FF7』がリリースされたとき、アニメ、ファンフィクション、コスプレ、ロールプレイなど、西洋で主流になっている多くの要素が盛り込まれていた。
これらのサブカルチャーは、3DゲームとPlayStationの人気と混ざり合って、「ファイナルファンタジー」シリーズだけでなく、JRPG(または「東洋のRPG」)が、カルトクラシックから、一夜でスポットライトを浴びるようになるきっかけとなった。
『FF7』が成功したのはマーケティングのおかげだと言う人もいるだろう。
また、PSPやPS2の『アドベントチルドレン』や、『キングダムハーツ』のクロスオーバーで出演するなど、長年に渡って、多くのゲームのサポートを得ることができたのも効果的だった。
ただし、これらすべてに加えて、『FF7』それ自体がユニークなゲームでなければ、ここまで人気が出ることはなかっただろう。
スクウェア・エニックス(当時はスクウェアソフト)は、「FF」をユニークにする多くのリスクを取り、この7番目のゲームも例外ではなかった。
これらのことのほとんどは、残念ながら、今日のゲーマーには、過去の他のすべてのFFと同様に当たり前のことと考えられているけどね。
当時、『FF7』をユニークなものにした他の要因としては、それまでのRPGには見られなかった脱構築的な主人公の存在もある。
『キングダムハーツ』と『アドベントチルドレン』のおかげで、誰もがクラウド(そして後にヴィンセント)が自動的に「エモ」であると認識するようになった。
今では、悲しいことに、そのユニークさが忘れられているけど。(+43)
◾︎reddit民さん
「ファイナルファンタジー」シリーズは、1987年に発売された初めてのゲームから始まった、長期にわたって愛される日本のRPGシリーズだ。10年後の1997年に、『ファイナルファンタジーVII』がリリースされ、シリーズ初の3D作品となった。
「ファイナルファンタジー」シリーズの特徴は、ターンベースの戦闘であり、プレイヤーはパーティのメンバーを選択して攻撃を行い、仲間のパーティメンバーをヒールし、アイテムを使用する。その後、敵のターンになる。これは、『FF7』も例外ではない。
素晴らしい戦闘アニメーション、信じられないほどのビジュアルと風景、愛すべきキャラクター、豊かでゴージャスなサウンドトラック、深くて面白い物語の中において、『FF7』は、最初からかなり古典的と言える作品だった。特に、私のような長い間ゲームで育ってきた人たちにとってね。
『FF7』が本当にとても愛されている理由は、私がリストアップした上記すべてのためだ。今でも、『FF7』の壮大なプロットに対抗できるストーリーのゲームを見つけるのは難しいだろう。
プレイした当時、ゲームのストーリーに夢中になったことは一度もなかったので、キャラクターやストーリーが繰り広げる展開に魅了された。
遭遇するあらゆる苦難を通して、自分自身が本当に反乱軍のメンバーであるような気分にさせてくれる。
このゲームは、自分が泣いたと言える初めてのゲームだ。プレイヤーとゲーム内のキャラクターとの間には非常に多くの感情的なつながりがあるため、破壊的で感情的で絶対的な傑作であることは間違いない。
これは、本当にプレイしなければならない種類のゲームだ。
数年後、テーマソングを聞いたとき、あなたはノスタルジアと感情の大波に見舞われるだろう。個人的な意見だが、『FF7』は、史上最高のビデオゲームの1つだ。
そうそう、特に『FF7』で育った私のような人間にとって、このリメイクは大きなやりがいのあるゲームだ。
少なくとも私が見る限り、これはビデオゲーム全体にとって本当に大きなニュースだ。まだ心が落ち着かないよ。(+36)
※情報元
Why is final Fantasy 7 so beloved? : OutOfTheLoop